author : rinrin
自分で自分を傷つける行為 * 子ども・不登校の1年間 (8)
2005-08-11 Thu 00:40

つまり、自傷行為。
これ、kaiが3日前に、やらかした事。

病院で夜中に眠れなくて、いろいろ考えているうちに
掲示物の押しピンを取って、ベッドの上で、左手首を、つくつくとやって、
夜中ナースステーションへ自分で行って、手当てしてもらった。

その次の日、kaiの病院へ、先月分の費用を払い込みに行ったついでに、面会したら、部屋から、眠そうな顔をして、左手に包帯を巻いて出てきた。
不思議と、ピンときたので
「どうして、やったの?」と聞いた。
「退院の日にちを考えていたら、考えがぐるぐる回って、眠れなくなって、むしゃくしゃして、やった」と泣いて答える。
その答えが全てじゃないとは思うが、退院を考えたら怖くなったらしい。
傷は大した事は無いが、りんりんは、腹がたってしょうがなかった。


後日、改めて、問う。同じ事を言う。
りんりん、押しピンを持っておいでと言うと怪訝な顔。
「その押しピンで、お母さんの腕刺してみるから、同じものを持っておいで」
「嫌だ。そんなことをして、何になるん?」
「あんたと同じ痛みを感じたい」
「体の痛みは、感じられても、心の苦しみは分からないのに」
「でも、今、あんたの目の前で、やるから見てて」
「わけが分からない」

茶番に見えるかもしれないけれど、りんりん、マジだった。
「自分で自分の身体をきずつけるなんて、普通じゃない」
「じゃあ、この病院の人たちは、みんな普通じゃないんか?」
「そんな事言ってない」
「言ってる!」
「他の人たちは、お母さんの子供じゃないし、関係のない人。お母さんが心配なのは、kaiだけ。普通じゃないとか普通だとか、それは別の人が決める事。
 それと、自傷する行為は、馬鹿な事だと言ったが、kaiそのものを否定したのじゃない」
「意味がわからない」
「やった事は、悪いこと。だけど、それは、あくまでやった事に対してであって、kaiが嫌いになったわけじゃないってこと」
「う・・ん。分かった」

「自分を傷つけることは悪いこと」とりんりん。
「なんで?」
「おかあさんが、嫌だから。お父さんもお姉ちゃんも悲しむ。」

かなりの押し問答の末、自分の身体を自分で傷つけたりしない事を、約束させる。


こんな方法、子供を追い詰めるだけかもしれない・・・。
何の効果もないかもしんないね。
病院から帰って、自己嫌悪なりんりん。

ナースの話によると、自傷の次の夜、部屋から脱走して、
カギがしまっている、図書室のソファで寝てたところを、ナースに見つかって、
つかまらないように、非常口から病院の外へ逃げ出した。
その後、つかまって病室に連れ戻された。が、
その後、怒りが治まらなかったのだろう。
テレビ、とランプを自分のファンシーケースに入れ込んでいたら、ケースが倒れてナースコール。
一体何をしようとしてたのか。
多分、自分だけの隠れ家を追い出されて、ファンシーケースにテレビとランプを押し込んで、自分も中に入って隠れようとしたのではないかと、りんりんは思った。

自分の居場所を必死で探しているように見えるkai。
追い詰められ、怯える、兎のよう。
でも、そんなきれいな言葉で飾れるだけの子供じゃあない。
周りに対する復讐、当てつけ、自己顕示。

一体、どうすればいいのだろう。
今日も、あの救われるような、kaiの笑顔は見れなかった。


あの自傷行為、エスカレートすると聞く。
そして、決して、錯乱してやったわけじゃないような気がする。
押しピン(道具を探して)を掲示板まで、取りに行くという行為、どこかに冷静さがある。その冷静さは、何だろう。

        ~今日のkai語録~
  ・自分は必要とされていない
  ・小学校のクラブチームの当番の時、お母さんは「疲れる、嫌だ。」と
   不満ばかり言っていた。
   
  ・自分の気持ちを分かりもしないで、勝手に推測して、怒った。
  ・家に帰っても、きっと放っておかれる。
  ・誰も自分の気持ちを分かってくれない。


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