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【エクササイズ物語】14.ゼロサムの世界
2008-11-01 Sat 00:00
黒い球体の子は、当時の不安定な「私」、そのものでした。

あたしは、黒い球体のチャイルドの気持ちを、そのまま手紙に書いた。


チャイルドが訴えてくる言葉を、

思いつくまま、自由に紙に書き出した。



当時の、走り書きより(あたし)→


この世のなかに、あたしは、いちゃいけない。

その証拠に、あたしのまわりに、幸せな人はいない。

それは、きっとあたしが、ここにいるからなんだ。

あたしがいると、だれかの気持ちに負担をかける。

あたしがここに生まれたことで、みんなに迷惑かけちゃいけないんだ。

それなのに、あたしの肉体は、だんだん大きくなる。

恥ずかしいくらい、成長していく。

成長を止めたくても、あたしにはできない。

生まれる前に、戻りたいって、思っても、もう、戻れない。

だから、あたしは、息をとめて、この中で眠ることに決めたよ。

あたしの肉の滅びが訪れるときまで、あたしは、ここで、じっと我慢する。

ここは、何も聞こえないところ、何も考えなくて、誰も傷つけないですむところ。

ときどき、呼ばれたような気がして、呼吸をしようとすると、黒い泥水が、口の中に入ってくる。

肺の中に、泥水が流れ込んで、息が出来なくなる。

怖くて、くるしくなるから、また、息を止めて、眠る。

だから、あたしを起こそうなんて思わないで。

あたしを呼ばないで。ここがいいの。

あたしは、世界の秘密を知っているよ。

あたしがいると、この世界が、ゆがんでしまうんだ。

だからね、あたしの居場所なんて、いらないんだ。

そんなもの、最初から無かったんだし、これからも無い。

満員のエレベーターに、「ごめんね、ごめんね」と言いながら乗り込んで

「ブー」と定員オーバーのブザーが鳴る。

ほら、あたしが降りると、エレベーターは、動き始める。

次のエレベーターも、私が乗れるところは無い。

あたし以外の人が乗った方がうまくいくんだ。 

あたしは、もう、乗らないって決めた。

あたしがいると、世界がうまくいかないんだ。

ダレカが、ほんの少し、席を譲ってくれることもあったよ。

でも、そうしたら、他の人の居場所がなくなっちゃうじゃない。

あたしのせいで、誰かが居場所を無くすなんて、それこそ耐えられないよ。

あたしみたいなものは、あたしひとりでたくさん。

自分で居場所を作れって、言った人もいたよ。

でも、そうしたくなかったんだ。

だって、この世界にあたしの居場所なんか、最初から無いってこと、知ってるもの。



こんなところより、あそこに、帰りたいんだ。

宇宙に溶け込んで、無になってしまいたいんだ。

ここは、あそこより、狭くて居心地わるいけど、外の世界よりずっとましだよ。

だから、あたしを起こさないで! 苦しくなるから。

このままでいいから。

私を揺さぶるもの、すべてが、うざったい騒音。

ここが、一番楽なの。




Tatsuさんより→

ひとつ、先に、答えを出しておきましょう。


まず、昨日のお手紙の件で、

自我なる りんりんさんに、お伝えしておきますけど、

お手紙の内容の中核は、

「ゼロサム」思想なんです。

つまり、この世というのは、

限られた「パイ」の取り合いの世界である。

という考え方です。

これは、共産主義等の中核となる、

非常に地獄的な思想なのです。

これが、

チャイルドの心と、

地獄の世界を結び付けています。

「ゼロサム」

つまり、

パイは限られているのだから、

自分は幸せになれない、

なってはいけないという考え方と、

「ゼロサム」

なのだから、

人を攻撃し、排除し、殺戮し、

自分のものにするしかない、

しても良いのだ、

という、

極端な行動がでてきます。


本来の世界は、

光の世界は、

もちろん、

「ゼロサム」

ではありません。

永遠で、無限の世界です。

だから、争いがないのです。

でも、それでは、

魂の修行にならないので、

有限の世界に生まれてくるのです。

これが、ひとつの真実です。


そして、

もう一つは、

この世も、

一面は、確かに、

「ゼロサム」であることも真実ですが、

本当は、

そうではありません。

知恵、

のある人がでてくると、

「パイ」は増えるのです。

増やすことができます。

パンがひとつしかなければ、

取り合いになりますが、

知恵のある人は、

麦の植え方を工夫し、

少ない材料から、

たくさんのパンをつくることを考え、

その結果、

たくさんの人を、

幸せにすることができます。

そのために、

人は、

この世で、

「ゼロサム」

をこえるために、

工夫し、努力し、学び、

発展するのです。

そうやって、

この地上は、

限りなく、

あの世の光の世界に近づいていきます。

その努力をすることが、

また、

かみさまが、

この世をつくった意図なのです。



このゼロサム思考というものは、はじめて聞く言葉でした。

大人の自我である私は、この説明から、よくよく、理解できました。


しかしながら、チャイルドは違いました。

チャイルドは、大人と違って、感情の生き物です。

理性的な大人の自我が、左脳であるならば、

感情で動く、チャイルドは、直感の、右脳です。

チャイルドは、このゼロサム思考では、納得しないだろうということを、

Tatsuさんから、伝えられました。

確かに、その証拠に、チャイルドは、うんともすんとも、動く気配がありませんでした。


やれやれ・・・

当時の記録を見れば、面白いことがわかります。

大人の自我と、チャイルドの「あたし」が、交錯しているのですね。

それが、当時は、あまり、自覚もなく、

今、読み返して、「あ、これは、チャイルドだな・・」と、

まるで、子供が、親に何度も確認と、承認を求めているかのような

文章が、いくつも、いくつも、混ざっていました。


恐るべし・・・チャイルドです^^;

後で読み直すはめになる、大人の自我のことも、

少しは、考えてほしかったです。。。はい。




結局のところ、インナーチャイルドの癒しとは、

感情的に、納得していないチャイルドと、

大人の自我との統合なのだろうと思えます。


暗い場所に、忘れられ、置き去りにされた、子供を、

白日のもとに、見出だす作業なのだろうと思うのです。

その繰り返しが、「統合」という結果をもたらすのだろうと

思うのです。

影と光の統合は、古来より、物語の手法に使われていますけれど、

昔から、陰陽、男女、月陽

それらの源は、みなひとつであり、

仏の光の一部であるということを、

人々は、遺伝子レベルで

無意識にも、知っていたのであろうと、思います。



さて、その後、「あたし」である、チャイルドには、

まだ、何か・・・・隠された決定打が、あるんじゃないかと、

Tatsuさんから、示唆されたのでした。

これだけでは、チャイルドは、納得しないだろうということを、

彼は、前もってわかっている気配がしました。



一体、それは、何なのか・・・

また、謎が増えてしまいました。

再び、困りはてた私でした。



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