author : rinrin
怒りの解放(6)~怒りを越えて・・・赦し~
2009-07-11 Sat 01:31
「怒りの解放」を終えた後、

私は、孤独と、怒りの残り火のようなものを、感じていた。



他者に向ける怒りは、お祭りさわぎ。

他者への怒りは、心が騒がしい。

怒りにしがみついた、思考回路。

怒りによって、生きつづけ、

怒りを、支えとした人生。



大きな怒りが静まり、しんと、静まり返った心ではあったが、

まだ、何かが残っている。。。


そんな気分にさせた。



寂寥感?


いや、ちがう。





私は、残り火が何であるか、わからないまま、あてもなく、

たつさんに、手紙を書きつづった。

チャイルドの声を聞きながら、何度も、何度も、書きなおした。




父母への恨み、殺意。

それは、確かにあるけれど、

私は、利己的で、

目の前のものを、ちゃんと見ようとせず、

逃げてばかりいました。

父母に、優しいことばも、かけられないでいました。

友人との確執。

恨み。

それに惑わされていたのは、私自身でした。

あるときは、まぶしいものに対する、嫉妬となり、

比較となり、

彼らに、勝ったとき、

くちでは、慰め、

心では、さげすんだ。


負けたとき、彼らを遠ざけた。

それは、信頼に足りない、行為でした。

わたしに、信頼を置かない友人たちの

裏切りは、自らが、招いたこと

友の窮地に、見てみぬふりをして、

しかし、お世話をすることで、

いかにも、善人ぶった。

あの子が去ったのは、

私があの子を利用したから。

あの子を大切に思うことなく

自らが、楽になるために、利用したこと。

もっと、大事にするべきでした。

妹に傲慢であったこと 。

彼女を、踏み台にして、

小さい優越感にひたった。

それを、生きる糧とした。

それは、卑しい、ことだった。

彼女が、心ひそかに

わたしを恨むのは、

私の彼女に対する、さげすみが

彼女自身を傷つけたから 。

私の方こそ、赦してほしい。



そこまで、過去の回想で、

思いつくまま、書きつくしていった。

でも、まだ、先がある。これだけじゃない。そう思った。

数日の間、ずっと、心の細部を見つめ続けた。




そして、インスピレーションのように、降りてきた言葉。

それは、「腑に落ちる」

という感覚だった。


あ~、そうか、そうだったんだ。。。と。

それは、自分への「怒り」だった。

言いかえれば、自虐的精神。

わかってみたら、簡単ではあったけど、

たどりつくまで、数日かかった。

灯台もと暗しとは、よく言ったものだ。




最大にして、最強の敵。

そして、最後の怒りの、源。

それは、わたし自身。

わたしは、自分を傷つけることで、

哀れみが欲しかった。

わたしの最大の虐待者は、わたし自身。

それは、一番、卑怯な手段。

そうやって、自分で、自分を、

いじめ、暗いところに、追い込んだ。

それは、わたしの怒りであり、罪。


わたしを、許してくれますか?

わたしは、わたし自身を、

自分ですすんで、ないがしろにした者です。

もし、願いがかなうなら、

どうか、おっしゃってください。


わたしを、「許す」と、言ってください。

ここから、自由にしてください。



どうか、お願いがあります。


私のチャイルドに、「赦す」と、言ってくれませんか?




怒りの、最後の残りを、みつけた私は、この手紙をたつさんへ送った。


私の中に、自分に怒りを向ける自分がいる。

そう、私の世界をゆがめる目である、自虐的な精神は、ここから、始まっていると感じた。

しかし、チャイルドは、自分への怒りを

手放すことを、強く拒んでいた。



丁度、その頃、

たつさんが、マグダラのマリア物語を、

エクササイズの一環として、文章を書きあげてくださった。


そして、その物語の後尾に、

このように、書きしるされていた。


「あなたの罪をゆるします」

行き行きて、

触れあうまわりの人を、

あなたが許されたごとく、許しておあげなさい。

あなたが愛されたごとく、愛しておあげなさい。

これからも、一人でも多く、愛してあげてください。



この言葉を読んだ瞬間、

暖かいものが、胸の内に入り込んできた。



いま、許された存在で、いられるなら・・・

そう思ったら、だれかに怒りや、憎しみを持ち続ける理由なんて、

どこにもないじゃないか。

そういう想いが、さらさらと、音をたてるように、

心に流れ込んできました。



当時の私は、そう、表現しています。

怒りの解放で、自分自身を父母から、取り戻したあと、

私は、「赦し」を享受し、自分への愛を、取り戻したのでした。




この時、私のまわりには、小さなきらきらした、

霧の光が、漂っていました。

これは、瞑想中ではなく、

現実に起こった出来事でした。


最初は、目の錯覚だと思いました。

念のために、掌に、光のつぶを乗せてみようとしました。

水の光の粒は、ふわりふわりと、上から降ってきては、

私を包んでいきました。

それは、まるで、山頂のダイヤモンドダストのようでした。

粒が降っている場所と、降っていない場所の区別も、

ちゃんと、つくくらいでしたので、

幻では、ありませんでした。

やがて、それは、薄くなって、消えていきました。


後に、たつさんからは、「それは、洗礼かもね」と、言われました。

私は、きっと、誰かに、祝福されたのだろうと、思うことにしました。



その後・・・チャイルドの様子を、

当時、書きしるしたものを、コピーして、

「怒りの解放」シリーズ、エクササイズを、終わります。




チャイルドは、自分のことを、反省しています。

今まで、人に対して、怒りで接していたけれど、

それでは、自分が、なりたい大人になれないと

理解したみたいです。

父母に対しては、自分と父母とは、違う存在なんだと分かったようです。

彼らの結婚に、自分は責任を負う必要はないと、

すっきり整理できているようです。

自分が、今まで、父母から教えてもらえなかったことを、

教えてくれるか?と、大人の私に、たずねてきました。

もちろん!と返事をしました。

私は、10歳のチャイルドの肩を抱いて、引き寄せ

一緒に歩きます。

チャイルドは、心を許したように、こちらに頭を傾けてきました。

今まで、一人で、頑張って、がんばって、

突っ張っていた、チャイルドの体から、

力が抜けていくのが感じられます。


小学校が見えてきました。

チャイルドは、私から離れて、歩き出し、

ちょっと、振り返って、にっこり笑ってみせました。

そして、学校の長い階段を、駆け足で、のぼっていきました。


私は、私を許します






数日にわたって、長い文章を、お読みくださって、
ありがとうございました。
私の経験が、少しでも、皆様のお役にたちますように、
心から、願っています。

りんりん & りん より。



追記

この頃から、不登校であった、息子のリストカットや
自虐行為が、次第に、治まってきたことを、追記しておきます。
子どもは、母親の心の姿を反映しているのだと、
思ったことでした。

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2009-07-25 Sat 17:57 | | #[ 内容変更]
ちえさんへ
記事の底に流れるものを、
読みとってくださって、ありがとうございました。
こちらこそ、感謝の気持ちでいっぱいです。

>でも、乗り越えようと思います。


きっと、乗り越えられますとも。
その強い、決意さえあれば。
必ず・・・です。
そして、ちえさんの、一言で、
私もまた、救われるのです。

人は、互いに影響しあっているのですから。

ありがとう。

2009-07-12 Sun 23:17 | URL | りんりん #-[ 内容変更]
涙が止まりません。
私はまだ、母との関係を清算しきれてはいない、
自分を許しきることもできていない、
でも、乗り越えようと思います。
怒りの解放の記事を本当にありがとうございました。
2009-07-12 Sun 14:37 | URL | ちえ #-[ 内容変更]
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