author : rinrin
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何かが満ちてくる
2009-07-29 Wed 08:00
息子が、変化している。
正確には、変化しようとしている。
「なんだか、説明しずらいけど、感情が動くんだ」と、息子は、言う。

彼は、不登校から以前の自分の感情の記憶を覚えていないと言う。
押さえつけてしまった感情。。。

幼い頃、転んだ子どもに、「なんで転ぶんだ!」と、否定した言葉かけしか出来なかった私。
痛いと泣く子に、「痛かったんだねえ、よしよし」と、
優しい言葉かけができなかった私。

自分自身の暴れる感情を抑えつけることに必死で、
子どもの泣いた姿が、私のパンドラの箱の蓋を押し上げることが、辛かった。
だから、子どもたちの感情の発露を、禁止しようとした。

そんな話を、今、息子に、している私。

そして、今、息子は、楽しそうに、通信制の高校に通っているけれど、
シニカルで、冷静な物の見方をするのが、気になっていた。
結構な理論派です。

自分の感情を閉じ込めて、感じないようにする、
生き残るために、理論で、自分を納得させるしかなかったのか・・・
自分が傷つかないための手っとり早い方法。

このまま、彼は、気づかないで、行ってしまうのか、
いつか、壁を突き破る時がくるのか、
私は、こうして、ブログを通じて、ずっと、ひとりの人間として、彼を見つめ続けてきた。

彼は、今、言う。
以前、自分が、どう感じているのか、わからないんだ、と、
大切な犬が亡くなった時も、泣けなかった。
そんな自分を、責めているのでもないのだが。

「そういうの、わかる?」と聞いてくる。

「わかる気がする」と、答える。

「いつぐらいから?」と聞いてきた。

「自覚があったのは、6歳の頃から・・・かな。自分の中に、醒めたもう一人の自分がいたよ。
何をしても、醒めた自分がいた。生きているというリアルな感覚が、欠如していた」

と、恐らく息子の感覚と、私の感覚が、連動しているなら、
同じ感覚を息子が、持っていても不思議ではないので、そう、説明した。
彼は、共感をもって、その言葉に、うなずいていた。
全く同じ感覚ではないにしても、彼が今感じている、得体のしれないものの正体に、
彼が近づくことが、できるよう、より具体的な、説明を試みてみた。

「今も、そういうの、あるの?」と、興味深そうに、さらに、聞いてきた。

「あなたが、不登校に、なってから、小さい頃、押し込めた、ほんとの自分が出てきた」
と、正直に答える。
それから、いろいろな感情が、動くように、なったと。

そして、彼が言う。
今、自分が感じている、それが、一体、なんであるのか、さっぱりわからないけれど、
なにか、とても、大切なもののような気がしていると。
今、おかあさんに言葉にして、話せるのは、自分の力では、ここまでが、精一杯だけど、
今度、A先輩に、話してみようと、思っている。
ちゃんと、自分で、わかったら、また、いつか、話すよ。と。。。
待ってて。


親と子は、連動しているというのが、私の持論だと、かつて、息子には、話したことがあった。
でも、感情を閉じ込め、苦しんだ期間に比例して、その回復には、時間がかかると、思っている。
私の感情は、解放されつつあるけれど、今、やっと、カイの、時間が満ちてきているんだと思うよと伝えた。

「それは、喜ばしいことだよ。赤飯で祝っても、いいくらいだね。
存分に、自分と、向き合うといいよ。」と、笑って付け加える。

「うん。今まで、感じたことのない、感じなんだ」と、息子が笑う。

「そっか、今まで、ゆっくり、歩んできたから、見える景色なんだね。
このまま、レールに乗って、大学行って、「おれ、何やってんだろ」って思うより、
今、十分、足踏みして、自分と向き合って、感情を取り戻すことの方が
人生では、ずっと、大事だよ」

「う~ん、おれ、もう一年、高校、残ろうかなあ」

「それも、いいと思うよ~」
(息子の通信制は、残ろうと思ったら、わざと、単位落として、いつまででも、残れるんです)


「おかあさんが、同級生やったら、いい友達になれたのになあ」と、ぼそっと言う。

「ええっ?Σ( ̄ロ ̄|||)
友達になるには、ちょっと、年代が違いすぎたかねえ」と、大笑い。

「今度、生まれ変わったら、友達になろう」

という、冗談とも、本気ともつかない会話で、着地しました。


不登校から、4年。
彼の心は、確実に成長しています。
無くした自分を取り戻そうと、もがいています。

この無垢な子を、「普通」と思われる軌道に、乗せることなど、
私には、とても、できない。
彼の成長を、世間の「普通」で、止められない。
これからも、そんな、彼の心の行く末と成長を、見守っていきたいと思う。

なお、今回の記事は、息子さんの許可をちゃんと、取ってます。
それだけ、彼にとっては、今までにない、とても、重要な、局面なんだろうと、察します。

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この記事のコメント
おとねさんへ
らんでるさんのところで、お見かけしていました^^
はじめまして。

「醒めた自分」は、チクチクと、射すような視線で、
私自身の偽善を、ずっと、ながめていた気がします。
どちらが、本当の自分なのか、私も、長い間、とても、苦しみました。

ゲド戦記の、ゲドが、自分の影におびえて、
影から、逃げ続けていたように。


>私は不登校の息子が思いっきり気付かせてくれたのです。

そうですね。
子どもは、まっすぐに、親に問題を突き付けてきますね。
気持ちをそらすことも、できず、おとねさんも、
その最中は、とても、苦しかっただろうと、察します。

いえ、まじ、苦しいんですよね。
でも、今は、そうじゃない^^

>今度は息子を楽にしてやる番です。

そうですね。
子どもは、この時を、ずっと、待っていてくれるのです。
そういう、けなげな、存在なんです。

先に、おとねさんが、悩み苦しみ、切り開いた道を
子どもさんが、通るのだろうけど、
私たちは、もう、どうすればいいか、分かってるんだもの。

やるしかないです^^

といっても、暖かい気持ちを投げかけながら、待つしかないんですよね。

3代目、受けてたちましょう~^^
2009-07-31 Fri 00:35 | URL | りんりん #-[ 内容変更]
はじめまして。
時々お邪魔しております。
実は私も長い間自分に「無感動」を強いてきたようです。
長い間私も、自分が「二重人格」なのだろう、と思ってました。

今日の息子さんのおはなし、自分の中に醒めた自分がもう一人いるという感覚。
あ、わたしも、と思いました。


息子さんは自らそれに気がつき、なおかつお母さんにはなしが出来る、といことが素晴らしいと思いました。

私は不登校の息子が思いっきり気付かせてくれたのです。
随分らくになりました。

今度は息子を楽にしてやる番です。
ありがとうございます。
大切なことをいつも教えていただいてます。

私も自分が3代目だと、思います。
2009-07-30 Thu 15:29 | URL | おとね #6J7A/EB2[ 内容変更]
お返事です。

人は、それぞれ、自分の時間を持っています。

駄目な自分だと思うのなら、駄目なままで、いいんですよ。
私も、ずっと、駄目なままで、穴を掘って、掘って、ここまで、突っ走ってきました。
でも、こんなダメ母でも、いいと言ってくれる子どもたちがいます^^

タラ・・・レバ・・・

そう思う事、私もあります。
た~くさん、あります。
もう、山ほど。。。

でも・・・、もしも、今の気持ちが、未来につながっているのなら、
後悔よりも、今のひとつひとつを、大切な瞬間にしていければいいなと
思うのですよ。
きっと、未来は変わると、信じて。
2009-07-30 Thu 00:57 | URL | りんりん #-[ 内容変更]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-07-29 Wed 11:34 | | #[ 内容変更]
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