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歩いていこう

author : rinrin

【不登校・それぞれの軌跡】5.壊れた心(息子編~その3)

さて、いよいよ、佳境になって参りました。
って・・・(-_-;)

中学・・・思春期・・・親子ともに、鬼門ですね。


息子は、中学生になりました。
そして、なぜか、また、サッカー部に入りました^^;

恐らく、彼の後の言葉から推察すると、彼は、嫌だったけれど、
サッカー部にしか、入れないと、自分の枠を作ってしまっていたようでした。
この枠を作らせたのは、私です。

心理学のセリグマンという人が行った、有名な実験があります。
「学習性無力感」と言います。

かなり、むごい実験なのですけど・・・以下資料からの、コピペです。

健康な犬を電流の流れる檻に入れて苦しめ続けた。あるときようやく檻の柵を開放して、犬が檻から自発的に逃げられるようにしたのだが、実験者の予測に反して、犬は電流の流れる床にうずくまったまま檻から出ようとしなかった。長期にわたって閉所で苦痛を受けさせられた犬は、自らの自由を放棄した。・・・・・・未知の電流刺激に苦しむよりは、既知の電流刺激に耐え忍んだほうがまだ気が楽なのだ
参考までに、リンク元は、ここです。

人の無力感の作られ方が、如実に語られているのではないかと思います。

さらには、息子が中学へあがると同時に
私の勉強トラウマと、
「父親への嫌悪」で書いた、「やり返し」が、発動しました。
そのために、私は、息子に、サッカーではなく、もっと、楽な部活に入るよう、すすめました。
それも、また、巧妙に仕掛けられた、トラップとなりました。

口にこそ、出しませんでしたが、地元のレベルの高い高校へ行って欲しいという願いが、入っていました。世間体・・・見返したい気持ち・・・ありましたね。

それは、私が、自分の親から、無言の圧力で、された手法と同じでした。
「世間体」、「親の評価」、抜け切れない、高慢ちきな「プライド」。
源家族への、当てつけとやり返し。
どこまでいっても、私は、「歪んだ基盤」に、突き動かされて、
子どもを追い詰めていったのでした。

息子にとっては、母親のその見事な転身に、とても、めんくらったことだろうと思います。
あれほど、サッカー、サッカーと、うるさく言っていた母がです。。。
中学に入ったとたんに、今度は、勉強に、ターンシフト。

ボクハ、ドコマデ、ガンバレバ、イイノダロウ・・・
ボクハ、ナニヲ、ドコマデ、ガンバレバ イインダロウ・・・

次第に疲れ果てていく子ども・・・

しかし、彼は、母の提言を、振り切って、サッカー部に入ったのでした。
このときの、彼の心境は、後に聞いてみたことがあります。

「自分の居場所が、ここにしかないと、思い込んでいた」と、語ってくれました。

上に書いたように、無力感ゆえのことだったかもしれません。

それとも、一貫性のない母へのささやかな、反抗(当てつけ)だったのかもしれません。
そして、「最後まで、やれ」と、言った私の呪いの言葉に
縛られて動けなかった姿だったのかもしれません。

今は、そのどれもが、複合的に混ざり合い、彼を追い詰めていったのだと感じます。

中学2年。。。春。

いよいよ、彼は、無口になっていきました。

学校帰り、仲間から離れて、とぼとぼと、ひとり、下を向いて帰る姿を、私は、何度か目撃しているのでした。
それでも、目の前の子どもの姿は、私の目の中には、写っていませんでした。

言い訳になるのですが・・・、当時、悪いことに、
共依存の相手のA子とのことで、私は、精神的に一杯一杯になりつつあり、とても、子どもたちのことまで、心が向かなかったというのが正直なところでした。
子育てのサークルを運営しながら、自分の子どもを壊していった。

ひどい話しだ・・・。

眠れなくなった息子は、次第に、朝が起きれなくなっていきました。

当時は、夫が、毎朝、二階まで、子どもたちを
起こしに行くことが、夫の日課になっていました。
そのぐらいしか、子どもに関われなかった当時の忙しい夫は、
コミュニケーションのひとつだと、考えていました。

反対に、私は、遅刻や、朝寝坊には、ものすごく、寛容でした。
この点は、私の源家族が、遅刻や、寝坊には、無頓着だったということが、
影響していたのでしょう。

(ちょうどいい、という中間が、夫も私も出来なかったんですね^^;)

なかなか起きてこない息子と、起こさない私は、夫の感にさわるものだったと思います。
そういう夫の雰囲気を感じながら、私は、ドキドキしながら、ささやかに、抵抗を続けていました。

しかし、それが、また、夫のツボを刺激し、私への当てつけとして、
夫は、あからさまに、むきになって、子どもたちを起こし続けていた気配がします。

このような、くだらないゲームに、いつも子どもたちを巻き込んでいました。

これは、我が家の、象徴的な「ゲーム」の話なのですが、
「相手を許せないルール」が、それぞれの成育歴で違うのは、
当たり前といえば、あたりまえでしたし、
そのような「ゲーム」が家中にころがっていたわけです。

さらに、夫と私のふたり分の「許せないルール」が、家のあちらこちらに、
赤外線センサーのように、張りめぐらされているわけですから、
そのセンサーの網目をかいくぐって生活する子どもたちは、
それは、それは、大変だったことだと思います。

いくら、用心深く、網目に触らないように、していても、
あまりに、多すぎるのですね。
運悪く、どこにあるかわからないセンサーに当たる確立が高いのが、息子だったわけです。
センサーが反応して、「ブ~ブ~」と、大音量のブザーが鳴りひびく中、
バタバタと、多数の監視員がマシンガンを持って
自分を捕獲しようと、かけよってこられる図を想像してくださいませ。(笑)

映画や、ゲームのシーンで、よく、ありますよね~。
こんな、恐ろしいことは、ありません。
ルパン3世ぐらいじゃないと、脱出できませんよね。

で・・・、当時、娘の方はどうだったのかというと、彼女は、そのゲームを避けるように、無関心を装っていました。自分の心を守るために、「関わらない」「見ないようにする」ことを、やっていたように、感じます。これも、また、問題ではあったのですが、当時、私には、娘の「冷たさ」として、写っていました。

話し、もどります^^;

恐らく、これは、子どもたちには、関係のない夫婦の問題でした。
振り返ってみれば、両方の心がちぐはぐで、互いに、隠した怒りを持ちつつ、
相手を服従させようとし、領域を侵略、攻撃ししようとする、陣地争いのような
そういった、家庭であったと思っています。

夫婦が互いに、歩みよったり、受け取ったりできれば良かったのですが、その間にはさまれた子どもたちは、自分の感情を受け止めてくれる人が、いなかったのでした。

私たちがやっていたことは、心理学の交流分析で言えば、「ストローク飢餓」の状態から起こる、「ゲーム」ですね。
ストロークとは、簡単にいうと、「感情の交流」です。

大人ももちろんそうですが、子どもたちは、相手の「感情や気持ち」を受け取ることで、心を豊かにし、愛を満たしていきます。
しかし、親から、無視されたり、マイナスのストロークばかりもらい続けると、
心が、飢餓状態になってきます。
そして、その心の渇きを埋めたいと思うのは、人が持つ自然の本能だと思うのです。
しかし、自分が、飢え、乾いている状態で出すストロークは、
悲しいかな・・「ちょうだい」であって、
「あげる」には、なかなか、なり得ない・・・。

そういう心の飢えがあって、陣取り合戦の「ゲーム」をしかけて行くのでした。

別名「ちょうだいゲーム」です。

ゲームのお題は、なんでもいいのです。
攻撃、いじめ、暴力、虐待、言葉の暴力、ハラスメント・・・

これが、さらに、自分のまわりの人たちをかき回し、心を引かせる原因となり、
孤立していく・・・
そんな家族の構造が、ありました。

そして、さらに、互いに、ストローク飢餓に陥る。
互いに、依存する相手に、「頂戴ゲーム」をしかける。
悪循環。

永遠に、満たされない心は・・・あとは、もう、自分を殺すか・・・人を殺すかの・・・
究極のゲームしか残らない。

今思うと、私も、夫も、娘も、息子も・・・・
そういうぎりぎりの淵を歩いてきたのだと思います。


まるで、救いようのない、不登校裏話なのですが・・・
こうして、一番の被害者である、息子は、
不眠症状から、発熱、嘔吐、腹痛を訴え、
2005年6月、中学2年。
体育祭の後・・・五月雨(さみだれ)登校となるのでした。


*その少し前の頃だったでしょうか・・・
息子は、サラダや、とんかつ、ハンバーグに、ソースや、醤油、マヨネーズ、ドレッシングなどを、かけないで、食べるように、なっていました。(それ以前までは、かけて食べていたのです)
当時の息子は、「素材の味を楽しめないから」と、言っておりました。

これが、どういうプロセスで、このように、なっていったか・・・
少し、皆様に、想像して頂きたいと、思います。
コメントに残して頂いたら、大変、うれしく思います。
コミュへの書き込みも、歓迎します^^

次に続きます。


         .。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+。.:*・゚+。.:*・゚

一体、どこまで、続くんだ・・・^^;こんなに長くなるはずは、なかったのですけど(-_-;)

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