author : rinrin
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
【不登校・それぞれの軌跡】(10)不登校の先にあるもの(TOMORROW)
2009-12-22 Tue 12:00
2005年6月、中学二年から、不登校になった息子は、
適応指導教室を卒業し、
(といっても、三分の一くらいしか行ってない気が^^;)
2007年4月、県下に1つだけある県立の単位制高校の通信課程に進学しました。
まだまだ、この頃の私は、息子に自分の心配を背負わせる癖があり
より手厚く面倒をみてくれるサポート高校を、彼に何度か薦めたのでした。

この通信制を卒業することが出来るのは3割と言われ、
そう、学校の先生たちは、口々に、同情とともに、暗い顔された。
「しょうがないですね」
親としては、その心無い言葉が、プレッシャーだった。
(3割って・・・うち、くじ運悪いんで。。)
誰も、「大丈夫」って言ってくれない不安との戦い。。。
これで、いいのだろうか?

私は、そんな自分の不安を治めるために、息子に、何度も確認の作業をした。

「レポート、ちゃんと進んでる?」
「忘れ物ない?」
「楽しかった?」

「んな、わかるわけないじゃん」と息子。

そりゃ、そうだ・・・
また、やっちゃったよ(-_-;)
あ~あ。懲りない母・・・、りんりん^^;
わかっていても、確認せずにはおれないジレンマで自己嫌悪(-"-;Aふぅ・・・
まだまだの母でした。

当時、同時進行していた、私自身の執着を手放す作業、インナーチャイルドのエクササイズも、
終盤戦にさしかかってきました。
理論は、わかった。
しかし、いくら理論を積み上げても、実践で通用しなかったら、意味がない。。。
どこまで、リアルで自分が通用するのか、人間関係を築けるのか、無性に知りたくなった。
パートに出た。
へこむことも多かった。
まだまだ、昔の癖が、自分を支配しているのを肌で感じた。
しかし、何か・・・自分が変わっているのも感じていた。
もちろん、職場では、感情的な行き違い、喧嘩、色々ありました。
きれいごとだけじゃありません。女ばかりの職場なので^^;
でも、「人が好きだ」という気持ちは、基本的に揺らぎませんでした。
まわりに、うそを言う必要も感じなくなった。
自分を偉くみせる必要も感じなくなった。
そのままで。
仲間の中で、怒るときは、目いっぱい怒り、笑うときは、思い切り笑った。
そういう自分が好きだと感じた。
私が今まで知っていた世間より、新しい世界は、ずっと優しかった。

そして、それに呼応するように、息子も変わっていった。
役員に誘われて、地区の行事に、頻繁に参加するようになった。
人が好き、人を求めている、昔の彼が、次第に戻ってきました。

高校2年時の頃・・・「バイトしようかなあ」と、彼は、つぶやくようになった。
しかし、それは、試しの言葉。本能的に、感じた。
「どちらでもいいよ~。」
私は、いつのまにか、躊躇なく、さらさらと、そう答えられるようになっていた。

結局、当時、彼は、言うだけで、何も自分から行動しなかったけれど。
何も出来ない自分に自己嫌悪を起こしながら、
自分を責めてくれる言葉を、私から引き出そうとする。
(その手には、乗らない( ̄ー ̄)ニヤリッ)

それは、もう過去のパターン。
私が、過去に、子どもたちに、繰り返したパターンだった。
自分のやったことは、必ず、子どもが、やり返してくれることを痛感する。

自分が今、ダメなこと、不幸なことを言いわけにしたいために、
人は、自分のダメさを、相手に強化してもらい、納得し、
動けない理由を作りたがる。
これは、典型的なAC手法。

問題を子どもから奪い取らず、子どもに返すために、自分を観察し始めた私。
職場で、この手法は、より、強化され、自分の問題と他者の問題を分けて考える訓練になった気がする。
なぜなら、職場は、相手の非を責めようと思えば、いくらでも、できる場所だった。
しかし、問題は、「相手ではなく、どのように感じる自分がいるか?」だ。
私にとっては、そのための、実験的パートだったと言っても過言ではない。

子どもは、言葉を発する親の、微妙な表情、声のトーン、行動をじっと見つめ、感じている。
監視するように。
しかし、私は、私のことを楽しげにやる。
だれのことも、自分のルールで、縛らない。
そんな能天気な親を見て、子どもは、次第に「試し」の行動を諦めていく。
やがて、息子は、「問題」を自分に戻すのだった。

相手に巻き込まれない。
相手の感情は、相手のもの。
その境界線をふみこえない。


その頃だっただろうと思う。
「お母さん、顔が穏やかになったね。昔は、怒っているようだった」
そう息子が、言った言葉に、この数年が、集約されている気がします。

今年に入って、コンビニのバイトをはじめたカイ。
何度かの、試しの言葉「バイトしようかな」。

「どちらでも^^」

期待もせず、失望もせず、ただ、穏やかに見守る。
やがて、彼は、ほんとに、バイトを自分で探して、さっさと、決めてきた。

そして、明日、息子は、大学の推薦入試です。
(このブログの下書きを書いている時点:12月5日)

「どちらでも、いい」

これが、今の私の答えです。
来年、高校4年生になり、留年組仲間も、まだまだ楽しそうにみえる。
合格しても、それはそれで、これから彼が、乗り越えて行かなければならないものもある。
今の正直な気持ちです。


12月22日現在

この記事の下書きを書いてから、半月以上過ぎてしまいました。
息子は、大学試験、見事に落ちました^^;
そして、落ちたことにより、高校の仲間から、大変喜ばれました(笑)
担任の先生より、「○○大学落ちた、カイくん」と、おちょくられ、
落ちて喜ばれるって、複雑・・・と、苦笑しながらも、
もう一年、仲間と過ごせることに、本人も安堵しているように見えます。

高校4年生。

ゆっくり、大人にな~れ。
急がなくていい。
失った過去の時間を、今、十分に楽しい時間に変えられるように。
暖かい仲間のうちで、傷ついた翼を癒すように。
これから、息子は、どのように変化し、
不登校の先に、一体何を見つけていくのでしょうか。

            ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

【不登校・それぞれの軌跡】シリーズ、これで、終わります。
約2か月にわたって、我が家で起きたことを、熱心に読んで下さった方々、大変ありがとうございました。
たくさんの応援に、とても、とても、励まされました。
そして、このシリーズ記事に、対話を通して、たくさんの示唆をくださった、きんたろうさん、
ブンブン ヾヾ(^-^) ありがとぉございました♪

これからも、懲りずに、回復へのヒントを、書いて行きたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。m(_ _)m               by りんりん


                    岡本真夜 TOMORROW
  


.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+。.:*・゚+。.:*・゚
(1)嫌悪の連鎖
(2)記憶の操作と罪悪感(娘編)
(3)記憶の操作と罪悪感(息子編~1)
(4)壊れていく心(息子編~2)     
(5)壊れた心(息子編~3)
(6)番外編(息子編~4
(7)病名:小児うつ病(息子編~5)
(8)子ども心を受け止める
(9)大丈夫という言葉の意味

関連記事
別窓 | 不登校の軌跡 | コメント:6 | トラックバック:0
<<リラックス呼吸法~腹式呼吸と数息観(すそくかん) | 歩いていこう | 奴隷か支配者か【不登校】>>
この記事のコメント
けいさんへ
お返事、非常に遅くなりましたね。すみません^^;

>この記事を読んで、子育ての悩みと職場での悩みは
>同一線上にあるのかもしれないな、と感じました。
>結局は自分と他人との関係なんですね。


恐らく、そうではないかなあと思います。
なんとなくのつながりを感じます。
私の元の職場は、母子家庭の方が半分くらいらっしゃいました。
それを特別ではなく、互いに普通に受け入れてた気がします。
職場によって、違うんだなあってケイさんのブログ読んで思いまいした^^;
お仕事、ほんとにお疲れ様です。
2010-03-05 Fri 22:32 | URL | りんりん→けいさんへ #-[ 内容変更]
この記事を読んで、子育ての悩みと職場での悩みは
同一線上にあるのかもしれないな、と感じました。

結局は自分と他人との関係なんですね。

2010-03-02 Tue 20:57 | URL | けい #czrGQ6Xg[ 内容変更]
コミュ参加、ありがとうございました。

コミュは、それぞれが、成長する場となっております。
私も、たくさん、学ばせて頂いております^^

どうぞ、よろしくお願いいたします^^
2009-12-26 Sat 13:57 | URL | りんりん→れんさんへ #-[ 内容変更]
その先にあるもの
りんりんさん、はじめまして
今日コミュニティの方に登録させていただきました
浅葱れんと申します
まだブログには綴っていませんが、私の弟もACで数年間引きこもりの状態でした。ただ、彼にとって、良くない影響を与えてしまったのは、親代わりの私だったように思います。 現在彼は29歳。派遣ではありますし、人間関係もうまくはやっていけませんが、私からは独立し、母を支えて頑張っています。りんりんさんにも、これだけ努力されていらしゃるのですから、良き未来が開けると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
2009-12-25 Fri 22:52 | URL | 浅葱れん #-[ 内容変更]
まるまるまるこさんへ
昨夜は、お疲れ様でした^^

先の不安をいくら考えたところで、
「今」をないがしろにしては、
先は、ないんですよね。
それを、ACさんお得意の「先読みの不安」といいます(笑)
これも、心の癖ですね。
心配することで、安心する・・・
逆説的ですけど、それが、慣れ親しんだやりかたなので、自分にとって、安全な場所となってしまっているんです。

そして、昨夜話した、境界線の引き方ですね。

今、何をすべきか・・・、
それを考えることが、あしたへつながります^^
不安は、未来と人を分断させます。

>小さな一歩一歩の積み重ねが、自分のめざす先につながっていく

そのとおりだと思いますよ^^

>一足飛びになんて、いかないんですよね。きっと…。

そういう方法があったら、私が教えて欲しい~(T▽T)アハハ!


同じ道でなくてもいい・・・
楽で短かければ短いほど、いいですし、
これから、そういう方向性を求められる時代が
かならず、来ると思います。

>これからも、どうぞ、よろしくお願いします。

はい^^、こちらこそ、よろしくお願いしますね^^

2009-12-23 Wed 16:59 | URL | りんりん→まるまるまるこさんへ #-[ 内容変更]
心から感謝します
りんりんさん、こんにちは。
「不登校の先にあるもの」…息子が不登校になって、私の最大の不安は、ここでした。
小学生のときもそうでしたが、中学生になって、再び、不登校になったとき、この子の将来はどうなるのだろう…その不安は、小学生のときに感じたものとは、比べものにならないぐらいでした。

「ちゃんとした大人」に、なれるのだろうか…
このまま、一生、引きこもったら、どうしよう…
引きこもらないようにするためには、どうしたら、いいんだろう…
息子を、必死で動かそうとしてきました。

「不登校の先にあるもの」を見たがっていたのは、「私」。
でも、それを見るのは、「息子」なんですよね。
今さらですが…目から鱗…。
私の問題だったんだ…そこには気づいたけど、まだまだ、息子を「操作しようとしている自分」を、発見しました。

相手に巻き込まれない。
相手の感情は、相手のもの。
その境界線をふみこえない。

これは、今の私にとって、最大の課題だと、感じています。
何度も、意識しては、忘れてしまって…また、意識して…たぶん、そんなことの繰り返しになるのだろうと思います。
だけど、小さな一歩一歩の積み重ねが、自分のめざす先につながっていく…そんなふうにも思います。
一足飛びになんて、いかないんですよね。きっと…。

これまでの、りんりんさん、そして、息子さんの歩みを書いて下さって、本当にありがとうございました。
「不登校・それぞれの軌跡」…その言葉の奥にある、重み・深さ…偉そうに書かせてもらって許されるならば、りんりんさんの思い…そして、きんたろうさんの思いを感じ…、心から感謝します。
りんりんさんが、示してくださった道、りんりんさんの背中、追いかけます。
これからも、どうぞ、よろしくお願いします。



2009-12-23 Wed 09:39 | URL | まるまるまるこ #aN9AbwgY[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


| 歩いていこう |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。