author : rinrin
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泣かないと決めた日
2010-09-12 Sun 14:26
今年の前半のドラマに「泣かないと決めた日」という番組がありました。

会社内の熾烈ないじめに、苦しみ、泣き、あきらめ、葛藤し、
死を選びそうになりながら、
周りに支えられ、やがて、いじめに立ち向かい、
這い上がっていく、ひとりのOL角田美樹に共感を覚えた方も多かったのではないかと思います。
動画サイトでも、公開されていますので、興味のある方は探して視てくださいね。


今回は、そのドラマの話ではないのですが・・・
社内でいじめを受けている時の主人公の表情を見ると
目が下向き目線であり、おどおどした様子が体全体から
かもし出されています。
ドラマを見ているほうは、いじめる方、いじめられる方、両者に対して、
すっきりしない、イライラ感を、毎回募らせていったのではないかと感じます。

もしかしたら、このイライラ感ゆえに、
途中で、見るのをやめたという方もいるのでは?と思うくらいです。

「若いんだから、会社にしがみつかなくていいのに」
「死ぬほど追い詰められて、うつ状態になるくらいだったら、やめたらいいのに」
「やり直しなんて、いつでもできるのに」
「そこまで、いじめて、何が面白いんだろう」
とか。。。視る者の内面のバランスをいかに、崩そうかとするかのように、
試されるようなシーンが、前半のドラマでは数多く用意されていた気がします。
悲惨なシーンが多いのに、なぜか、目が離せない・・・
そういう妙な感覚があったことを、思い出します。


実は・・・このバランスを崩す数々のシーンを、苦しかった不登校最盛期の
自分に重ねたりして視ていました。

まったく、ストーリーとは、関係がない事なのですが、
どんな見方をしてんねん!と、自分では思いますけどね。
なにが、この、不登校を思い起こさせたのか・・・

心のバランスを打ち砕こうとする、外部からの侵入と
自分の心のバランスを保とうとする、この両者の感覚が、
崩されそうになる危うさが
ドラマとリンクしていたのだと感じます。

最後まで、息子は、このドラマを、見ることはしませんでした。
このドラマが始まると、自分の部屋に行きました。
心のどこかで、うっすらと、「彼は、見れないだろうな」とは、思っていました。
こういった、崩されそうになるようなドラマは、
自分の過去とリンクしますから、まだ解決していない問題を
彼が、かかえていることを示唆しています。
それでも、大方のドラマは、見ることが出来るようにはなっていますが、
このドラマは、無理でした^^;


さて、私はというと、子供が不登校になったころの私の心の状態というのは、
まさに、この主人公の心の状態と似ているなあと、改めて考えてみて、納豆~

あ、ちゃうねん・・・(汗、 納得です。



「お母さんには、結局ぼくの気持ちは、わからへんのや」
「ネットばかりして、肝心の家庭は、みようとしていないやんか」
「本ばかり読んで、わかりもしないくせに、わかった風な口をきく」

そういう、突き刺さるような言葉。
否定される感覚。
外部からの侵入するような言葉。
そこを、立て直すように、言い訳ばかりしてきた私。
その頃、唯一、パソコンだけが、命の綱だった私。

「わかってよ、私だってつらいんだ。どうしていいかわからないんだ」
そういう言葉たちを飲み込んで、息子と同じように昼夜逆転になっていった私でした。

視線をそらし、誰か助けてよと。
崩れていく足元、頭から魂が抜けているような日々。

息子がリストカットをすると、気持ちは動揺しながら、
泣きながら、黙って、手首に包帯を巻いたことを、昨日のように覚えている。
この子は、もう、生きるつもりは、ないんだろうか・・・
それとも、この傷を、私に突きつけて、訴えているのだろうか・・・。
短時間の外出でさえ、帰宅したら、息子が生きているのかを確かめて
ほっとする。


「私は、何をやっているんだろう・・・」
自分が情けなかった。先が見えなかった。

息子の気持ちを思うより先に、こんな運命が
どうして、自分に用意されているのだろうと、自分を哀れに感じた。
でも、意地でも自分が哀れだなんて、思いたくない・・・。
そんな自分が、悔しくて、悔しくて、理論を求めた。
方法を求めた。でも、どれも、息子には、通用しなかった。


それは、ある日、突然に・・・起こったわけではなかったけれど、
不登校が始まって、1年と少しの頃・・・

もう、いいよ。

切りたいなら、切ってしまってもいい。

どこまでも、付き合うよ・・・

諦めとも、放り投げるとも違う、異質な気持ちが沸いてきた。
そう思うと同時に、息子の吐き出しが始まった。
長い、長い、吐き出しの時期。
夜のとばりの中で、毎日新聞屋さんが来る朝方まで、話を続けた時期。
私は、夜、寝るのをあきらめた。
寝るよりも、彼との吐き出しの時間を大切にしたいと思っていた。

家族には、申し訳なかったが・・
朝起きて、娘のお弁当だけを作って、再度寝る日々。


いいよ、一緒に、ゲームしよう。
眠れないのなら、どこまでも、付き合おう。

一見、甘やかしにも、とれる。

彼は、夜の私との時間は、赤ちゃん返りをしていた。
わがまま、言いたい放題、不安定、巨大化した理想と
現実の自分のギャップへの不安、そんな赤ちゃんだった。
おびえる子供の時は、手を握り続けた。
理不尽で、矛盾したことでも、彼自身はそう感じていることだと理解した。
赤ちゃん、子供とは、本来は、そういうものだ。
正論は、無し。


もう一度、やり直した、子育て。

本当は、数十年もかけて経験しなければいけなかった子供時代を、
半年で、やり直した。
大まかであったけれど、本当は壊れたものは、再構築することは出来なくても、
新しい基盤を作り直した時期。

*当時のことを振り返って、最近彼は、
「壊れたものは、もとには戻らない。
けれど、新しい心が、あのときから、作られ始めた」
と、表現する。
これは、まさに、ACの回復と同じだと感じる。
「だから、僕には、二つの基盤がある」と言う。
私と一致する感覚・・・
親子で、同じ感覚を持っているのだなあと、しみじみ思ったものだ。
新しい基盤は、まだ、完成ではなく欠けているものも多いけれど、
それで、生きていくしかないからと、そう彼は言う。
彼の言葉を聴きながら、世代間連鎖は、終わりがないのだと痛感する。
しかし、いつの世代でか、終わりが来ることを信じたい。
だから、私も彼も、自分の経験したことを伝えるということに、
こだわるのかもしれない。

いつの日が、二つの基盤が、交わる日がくるように。



「泣かないと決めた日」・・・

主人公が、いじめと対峙するとき、
目に力が入った。ぶれない強さ、ぐっとこらえる力が
体全体から、表現された。
昨日まで、自信なげな顔つきが、変わった。
さすが、役者だなあと、感心してる場合じゃない^^;

人は、決意をすると、このような姿勢、
顔つきになる。目に力が入る。
足を踏ん張って、退かない気持ちを表現する。
お腹に、こらえる力がはいる。(丹田といって、へその下5センチのあたり)
腹式呼吸になり、息が深くなる。
どんな人生でもOkだ。

覚悟が決まったとき。
私が息子と向き合おうと決めた日。

リストカット、ゲーム、とことん、満足するまで付き合うよ。

君が、満足するまで。

決して、死なせない。

死なせはしない。

もう、自己れんぴに、浸ってる場合ではない。

私の心がそう決意したとき、彼は、少しずつ変わりはじめた。

私が、泣かないと決めた日から、彼は、リストカットをしなくなった。

暑い夏に、パーカーを着て、頭まで隠していた彼が、

パーカーを脱いだ。

そして、赤ちゃんから15歳の少年になった。

あの時のことを、私は、忘れない。

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この記事のコメント
産カウ受講中でしたか♪
かりんも3年か4年前に受講しました。
楽しかったり凹んだり悩んだりでしたが
やっぱり楽しかったな~♪

りんりんさんもお忙しそうです。
身体に気をつけて楽しんでくださいv-238
2010-09-20 Mon 00:30 | URL | かりん #-[ 内容変更]
ほたるさんへ
お久しぶりです。
っていっても、私が、記事書いてないって
せいも、ありますけど^^;

子どもも辛い、けど、親も辛いのが、不登校。
なんと言っても、互いに、すれ違う気持ちが、
辛いよね。

本や、教科書どおりいけば、苦労しないよね~。
あとは、本能と、感性・・・野生か?(笑)
それしかないんじゃないかと感じます。

また、きてね~^^v-353
2010-09-17 Fri 17:05 | URL | りんりん→ほたるさんへ #SAu5W79E[ 内容変更]
かりんさんへ
はじめまして~。
ご訪問、コメント、ありがとうございました。

かりんさんのブログ、読みに行きました^^
開放的で、心地よく、読ませてもらいました。

辛い時期をのりこえて、
ここまで、こられたのですねえ。

かりんさんのブログ記事にあった、「脳の性別」占いしてみたら、私も、中性脳でした^^;
お得な脳でよかったですi-278

産カウは、ただいま講座受講中の身なんですよ。
仕事と講座の両立で、苦悩している最中です。

また、いらしてください^^

2010-09-17 Fri 16:59 | URL | りんりん→かりんさんへ #SAu5W79E[ 内容変更]
たすくさんへ
わあ~、ご報告、ありがとう~~~i-189

すっげ~e-451、たすくさん。
ついに、夢の実現に、一歩も二歩も、踏み出されたのですね。
おめでとうです~i-237v-315

ずっと、保育士の勉強されてたからですねえ^^
夢、ついに、かなえちゃったんですね~。


願えばかなう、
あきらめなければ!ですねえ。

体力勝負の保育園・・・
(私には、そんな体力は、もうすでに無い)

「保育士たすくさん」の活躍、今後めちゃ楽しみです~^^
2010-09-17 Fri 16:28 | URL | りんりん→たすくさんへ #SAu5W79E[ 内容変更]
ななさんへ
読んでくださってありがとうi-239

ななさんが、わかったこと・・・なんだろう^^
文章として自分の足跡を書き記すことで、
より、明確になるかもですよ。
2010-09-17 Fri 16:16 | URL | りんりん→ななさんへ #SAu5W79E[ 内容変更]
Libraさんへ
お久しぶりです~^^
コメント、相変わらず遅くて、すみませ~ん。

>私が十分になってからでは遅いんじゃないかと

親子といえども、人間関係だものね。
互いに、満たしあう、そういうのも「有り」かもです。
文章だけでは、なかなか、説明しづらいものがあるけど、
子どもさんと一緒に、幼い頃の楽しかった記憶を、
たどってみては、どうでしょうかi-265
昔、なつかしの話ですけど、話しているうちに
基盤を再生しうる、あたたかな記憶(感情)が
見つかるかもですよ。

コメ、ありがとう~i-228
2010-09-17 Fri 16:12 | URL | りんりん→Libraさんへ #SAu5W79E[ 内容変更]
お久しぶりです。
りんりんさんのブログ、やっぱりほっとするよね。うまくいえないけど、人間って何がきっかけでって、それぞれ違うとおもうし、なにか感じるところがあって、そこから出発点になる。 子どもも苦しい。でも親だって同じようにどうしていいかわからない。 息子が3年前いけなくなり、まだ間もなかった今頃、だんだん苦しくなったんだ。子どももだけど私だって同じようにどうしていいかわからなかったしね。

人間って、その人なりに違うから、マニュアルじゃないから、教科書通りいかない。きっかけだって、そう思う。でも 出発し始めて、また歩ける力があるんだよね、っておもいました。 りんりんさんへ、 いつもありがとうございます。また来ます
三年の間、復帰したり、また休んだり、いろいろまた頑張っろっ
2010-09-16 Thu 14:50 | URL | ほたる #-[ 内容変更]
りんりんさんにご報告~♪
無事、保育士を名乗れるようになりましたっ!!!

…………時給ナンボの臨時職員だけど(苦笑

まだまだ、目の前の保育ですら、何をしていいのか、何をしちゃいけないのか、
さっぱりワケわからないで振り回されてばかりだけれど、
園長と社会と家庭と親子関係について濃いく喋ったりしつつ、楽しんでます。

まだまだ目先に追われて、りんりんさんみたいな人たちに繋ぐ糸口になりたい、
って思いを実現するには程遠いけど。
それでも、一歩を踏み出しましたよ~!!
2010-09-15 Wed 15:28 | URL | たすく #-[ 内容変更]
こんばんわ。
偶然、このブログにお邪魔しました。
かりんは不登校の娘を持つ母です。
保育園の最後の半年から現在小学2年の丸々2年間
娘の不安障害・場面緘黙・対人恐怖などで
学校に行けてません。

なのでりんりんさんのブログ読んで
かりんも同じ道を辿ったなぁ・・・と
すごく共感できました。

不登校になって最初の1年が
親子ともボロボロでした。

中学に入ってからの不登校と
小学生しょっぱなからの不登校では
内容も大きく変わると思いますが
親の不安・苦しみは同じですね。

他の子供が元気に登下校しているのに
なんでウチの子供は登校できないの?
あたしはどこで間違ったんだろう・・・?
涙・怒り・涙・・・な毎日でした。

今は娘は児童相談所の管轄下の
情緒支援学園に週1回、通所して
それ以外は母親の私と
毎日明るく楽しく出歩いてます(笑)

こんな生活でも今はいいよね~、
怖くて眠れなくても
明日学校に行くわけじゃないし
ゲームで対戦しようよ♪と
親子で夜更かしも度々です♪

夫からはお前の育て方が云々と言われ
校長からは母親のしつけが云々と言われ
私自身があまりの辛さにアームカットしてましたが
娘が泣きながら言った
「学校に行けなくて、こんな子供でごめんなさい」
の言葉に目が覚めました。
私は何があってもこの子の味方になる!
と腹が座りましたv-218

本当に育児って育自ですね・・・。

学校とはまだまだ戦うことも多いですが
親子で気楽に行きます~。

それはそうと
りんりんさんは産業カウンセラー?
と、ちょっと思ったんですがv-238
2010-09-14 Tue 01:49 | URL | かりん #-[ 内容変更]
りんりんさん 書いてくださってありがとう
最近少しずつわかったことがある。わかっただけでなく 次に続けていきます
フリースクールに行ってます
待ち時間三時間ぐらい…
自分のためにつかいます
2010-09-13 Mon 14:40 | URL | なな #-[ 内容変更]
まだまだだなあ・・・
 りんりんさん、すごいです。そこから這い上がるのが、立ち上がるのがどんなに大変なことか。お子さんも、元々持っている強さがあるんですよね、きっと。
 何度も何度も、ACのこと、機能不全家族のこと、自分の自律のこと考えて、まだグルグルしてます(^^;)なんだか、らせん状に迷走しながら、少しは昇ってきたのかとも思うのですが。私自身の基盤がまだ不十分なので、子供もまだ不十分なのだろうけど、私が十分になってからでは遅いんじゃないかと勝手に焦る気持ちもあります。一生不十分な基盤を持ち続けるんじゃないかな・・・。だとしたら、このひびの入った基盤の自分のままで出来ることは何だろう・・・そんな風にも考えています。
 ただ、私の焦りは私のもの、子供に押し付けないようにしたいです。
2010-09-13 Mon 12:48 | URL | Libra #-[ 内容変更]
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