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歩いていこう

author : rinrin

グループ・エンカウンターのすすめ(

リメーク版を、こちらでアップしました。(2012年6月7日)


グループでのカウンセリングのことを、
「グループ・エンカウンター」と呼びます。

「エンカウンター」とは「出会い」という意味ですね。

グループの中で、今まで知らなかった自己との出会い、他者との出会い、
自己と他者との親密性を深める、ことを目的として今日まで発展してきた手法です。

現在日本のカウンセリングの主流である「傾聴法」は、
カウンセリングの大御所「カール・ロジャース」に
よって開発されたものです。
「ロジャースの来談者中心療法」は、カウンセリングの基礎を学ぶ時に、
必ず学ぶことではあるのですが、
当のロジャースさんは、晩年、傾聴法ではなく、
「グループエンカウンター」しか、やらなかったということは、
あまり知られていないかと思います。

「グループ・エンカウンター」についてもっと詳しいことを知りたい方は、
ぐぐってみてくださいね^^;

さて、この「グループエンカウンター」は、あなここでも、
「アメーバピグ」「トリプルセッション」として、
取り入れていますので、これらの意義をお伝えしてみたいと思います。


下記の図は、「ジョ・ハリの窓」です。

ジョハリの窓


①自分も周りもしっている自分

これは、「自分」が思う自分像と、他者が感じている「自分」像が、
一致しているということですね。
一致しているということは、自分のことを客観的、正当に評価できていること
そして、そのことを他者に安心して見せることが出来ているという、
バランスの取れた状態ではないかと思います。
嫌なところも良いところも互いに共有し、信頼できる状態。
人間関係では、もっとも自然で葛藤の少ない状態だと言えます。


しかし、AC傾向の強い方、不登校の家庭によく見られるのが
グレー部分の②③④ですね。

自分の内面と人が評価してくれる自分が、ずれていると
感じることが、多々あります。

例えば

「あなたは、誠実でまじめな方ですね」と他者から言われた時
自分の中に、
「ホントの私は違う、そんな誠実な人ではない、まじめなんて言って欲しくない」
という気持ちがわきあがります。

この状態が②と③の間で、ズレで生じるのだと考えます。

あるいは③のみ突出することが、独特の「こっけいさ」に繋がるのかもしれませんね。

②③④のように、隠された自分が大きいほど、
人間関係は大きな緊張感と不安、恐怖を伴います。

そこで、「めんどくさい」「1人が好きなの」という言葉で、
不安、恐怖を相殺・誤魔化しながら自分を押し込めていきます。
同時に、「理解されない自分」に違和感を抱きながら
プライドを打ち立て「私のことは誰にもわかってもらえない」
と、究極の壁の中に引きこもってしまいます。

本当の自分は、心の深いところに置き去りにされたまま
誰にも見いだせられないまま、生きていくことになります。


しかし私は、人は誰でも自分の本当の姿を知って欲しいと
渇望し、願っているものではないかと思うのです。
その願いの強さゆえに、理解されない虚しさと失望も
巨大になり、あきらめざるを得ない・・・

諦めたと、思っても、なお、諦めきれない無意識の想いが
他者をまきこんだ、共依存、DV、怒りの訴え、母子一体化、各種の依存症となって
現われてくるのだろうと考えます。

これでは、相互に安心で信頼できる関係を構築することは
非常に難しいと感じます。

相互に、ゆるやかで、安心な人間関係(親子関係)を作っていくためには

①「自分も周りもしっている」という状態を
拡大していくことが、自分の成長、回復に繋がるのではないかと思うのです。

そこで、②③④の隠された部分を
①の状態にもっていく必要があるかと思います。
「自己開示」と「互いのフィードバック」ですね^^

ここで、注意すべき点が2点あります。

★「自己開示」・・・これは、ともすれば「怒りの放出」「訴え」
あるいは、他者を巻き込もうとする意図的な言葉などと、勘違いされやすいということです。
自己開示とは、「私は、こういう人です」「私はこう、思っています」ということの提示ではないかと思います。
そして、信頼度が増すたびに、相互に開示する場所も増えていきます。
その積み重ねがあってはじめて互いに「深く安心な信頼関係」が構築されていくのだと思います。    
一方的な訴えと、自己開示は、全く種類が違うということですね。
その違いをわかるには、自分が自己開示をしている最中の、周りの状態を感じてみれば
わかるのではないかと思います。
そこに、暖かいまなざしが、あるのか、
相互に尊敬の気持ちがあるのか・・・客観的に見て頂きたいと思います。


★「互いのフィードバック」・・・互いに率直に語ることは、とても大切なことです。
しかし、言葉の中に相手を思いやる気持ち、暖かさが必要だと思うのです。
相手が傷つく言葉を出せば、自分に「トゲ」として返ってくるものです。

トゲとして返った言葉は、自分を正当化させる誤魔化しの言葉で
隠されていきます。

この状態は、本末転倒です。一体なんのために、エンカウントしているのか
わかりませんね。


相手の背景を理解して、自分の気持ちにフィードバックしていくことは
大切なことではありますが、愛情深き言葉として率直に伝える練習も必要かと思います。

この二点は、非常に重要なことですね。
どちらも、積み重ねていくことによって、互いに信頼関係を深めることが
できると思います。

伝える側も、伝えられる側も、受け取る用意が整っての
「自己開示」「フィードバック」であるのです。

ただ、自分のことを語る、話したい、それは、自己開示でも
フィードバックでもないと思うのです。
(この状態は、③に陥りやすい状態ですね)

会話を重ねるたびに、「ここまでなら、この人に聞いてほしい」
そういう気持ちが、自然と湧きあがってくるものだと感じます。

思いやりと、尊敬を込めて、自己を開示していく
互いの意思が必要かと思います。
受け取った方も、相手への尊敬と愛情をこめて、受け取っていきます。


「グループ・エンカウンター」

普段はあまり、耳慣れない言葉ではありますが、
いかがでしたでしょうか?

皆様の 「自分との出会い」、「他者との出会い」が、
もっと、深くなりますよう、心から願っています。

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